2018年6月17日日曜日

最終更新

タイトルの通りです。

鳥を見る機会が減ったこと、ブログを書く意味が見出せなくなったことから、更新はこれで最後とします。
ブログ自体の削除はいまのところ考えていませんが、使用しているグーグルアカウントで別のブログを作りたくなった時は、(1アカウントにつき1ブログなので)削除します。
ツイッターの方も運用するメリットが徐々に減ったきたため、最終的にはアカウントを消すつもりでいます。こちらは時期を見計らっているところなので、しばらくはこのままの予定です。

それでは、拙い内容でしたが当ブログを見てくださってありがとうございました。



まなもと(genmy_bird)


2017年5月14日日曜日

奄美大島2017(日中編)

3

3度目となる奄美大島に今年も行ってきた。6日間の滞在のほとんどが雨に降られ、なかなか思うような鳥果を得ることができなかったが、逆にそんな天気のおかげで両生類などはたくさん出てきてくれて大いに楽しむことができた。
奄美への遠征はオオトラツグミの調査に参加するという名目で毎年行っており、今年も多くの人にお世話になった。行動を共にしてくれたパーティーメンバーの数は過去最多、調査に参加した学生の数も去年の2倍以上に膨れ上がっており、とても驚いた。また、去年までとは違い調査以外の場面でもオオトラツグミの声や姿を確認することができ、その数が回復しているように感じられた。

例によって文章を綴るのが面倒なので写真メインで出会った生き物を紹介。

奄美固有亜種のアマミヤマガラ。これまでしっかりと観察するシーンがなくて気づかなかったが、かなり顔が茶色い!
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

こちらはアマミヒヨドリ。ヒヨドリは南に行くに従って色味が濃くなり、頬の茶色も胸側に広がってくる。3度目にしてようやくアマミヒヨをしっかり撮れてよかった。ちなみに普通のヒヨドリもたくさんいる / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

奄美名物のやたら近づいてくるイソヒヨドリ。車に乗っているときはもちろん、公園で座っていたらすぐ後ろ、手が届きそうな距離にいたこともあった。これをルリカケスだと思いこんでる観光客も少なくないはず / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

雨ざらしサシバ。ずっと雨が降っていたので、少し弱まるとこのように翼を半開きにして乾かしているような行動をとっている個体をよく見かけた。でもこれじゃ乾かないよ! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

去年のリベンジ成功、暗色サシバのおなか側。今年は島内に暗色型が複数いたようで、なんとこの個体は宿泊していた室内から見れるというサービス精神に溢れた個体だった / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

奄美では初めて見たシマキンパラ。群れで畑と藪を行ったり来たり。原産地ではスズメみたいな感じなのだろうか
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


チョウセンチョウゲンボウか?と思った個体。上面の斑が小さいように感じた。よくわからん
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

海岸で仲間が発見したハジロコチドリ。夏羽を見たのは10年ぶりくらいか。オレンジの嘴が遠くから見ても目立っていた
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

海岸でシギチを見ていたら近くの木にくっついていた蜂玉。初めて見た / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

こちらも同じ海岸で発見。「シルビアシジミか?!」と思ったが、斑が不明瞭で結局同定できていない...
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


リュウキュウアサギマダラ。集団越冬しているが、滞在中に気温が上がったせいかまとまった数は見られなかった。浅葱色が美しい
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

ヤツガシラ。滞在中に石垣島でフィーバーしていたのがごっそり抜けたようで、奄美でも複数の情報が飛び交っていた。この個体は車の中で待機しているとずんずん近づいてきてくれたが、カメラの故障でAFが使えなかったのと、ちょうどカード容量がなくなったためにまともな写真を抑えられなかった。悔しい!
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

ヤツガシラを見ていると突然凄まじい金属音が聞こえた。正体は電柱を叩くオーストンオオアカゲラ。金属部分がお好きなようで何度も繰り返しドラミングしていた。ストレス発散にもよさそう / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

今年の奄美で唯一の初見種、イワミセキレイ。越冬個体のようで、滞在中何度か見ることができたが、暗い林床をちょこちょこ歩くのでSSが上がらないしブレる。おまけになかなか近づけないので苦戦した。カラ類のような「ピッ」という地鳴きが印象的だった
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


次は夜に見られた生き物の紹介の予定。
つづく

2017年4月17日月曜日

ズグロカモメ

3月

夏羽のズグロカモメが見たいと思い、後輩を誘って干潟へ行ってみた。
ここのズグロカモメは春になるにつれて見づらくなるというアドバイスをもらっていたが、着いてみると飛んでる飛んでる。顔の黒くなった成鳥をはじめ、まだまだら模様の個体、頭の白い幼鳥と様々な段階のズグロを見ることができた。カニが大好きなズグロカモメは、下を見ながらアジサシに近いような飛び方で飛び回り、獲物を見つけるとさっと降りて捕らえる。運がいいと近くに降りてくれるし、ぼーっと待っていればいいのでとても楽しい。

黒い頭巾がかわいい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

ひとしきりズグロカモメ見た後は、鳥情報を頼りに周辺のポイントをハシゴ。
越冬したオガワコマドリは餌場を広げたようで危うく見逃すところだった。相変わらず水際の泥っぽいところがお好きなようだ。

飛んできたコサギに驚いて草にとまった / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


足をばたつかせて砂を巻き上げて採餌していたコガモ。この行動をとっていたのは1羽のみ。単独で習得したのだろうか、とても興味深い
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

このブログを書いている4月中旬になってもまだ残っているようで、さえずりにも近いぐぜりや桜がらみで最近はギャラリーを楽しませているらしい。

夕方は緑地公園で水鳥などを観察。マガモの構造色がとても綺麗だった。

マガモ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)



まなもと

2017年4月9日日曜日

古都鳥見

3

A先輩と度々お世話になっているYさんのお誘いで関西へ。
メジロガモやアカハジロなど関西には見ておきたい鳥が毎年飛来していているが、貧乏学生にはパッと見に行くことが難しくて、なかなかトライできないでいた。
ただ、今回の目的はこれらのカモではなくまだ見たことないヒクイナである。
朝、到着してポイントをぐるっと散策。ヒクイナはまだ現れていないようなのでツグミやホオジロ類、ヒバリなどに遊んでもらった。ここはホオアカが多かったのが印象的で、他にアオジ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリンなど冬のエンベリが揃い踏みだった。

ツグミ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

スズメが街灯に集結していた。なんで? / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

愛想の良かったアオジ。地面に落ちている草の種子をついばんでいた。ホオアカはかなり警戒心が強く、まともに撮れず... 
/ Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)


Yさん、Pさんが到着したところで、タイミングを見計らったかのようにお目当てが登場。かなり小さい鳥であるのはわかっていたが、想像よりも一層小さく見える鳥だった。

丸っこい体とぴょこぴょこした動きが可愛らしい! / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

刈り取り後の草が邪魔してスッキリした写真は難しい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

顔をあげればオオジュリン。くちばしをペンチのように使って茎の中の虫を食べていた / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

やたら近づいてくるジョビ子。ジョウビタキも個体によって警戒心に大きな差がある気がする
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

ヒクイナが突然アシ原に逃げ込み、シジュウカラが警戒声をあげたので見上げるとオオタカの若が
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

先日のクイナもそうだったが、クイナ類は総じて警戒心の強い鳥のイメージだったので今回も「こんなに近くまで寄れるのか!」と驚いた。しゃがんでいれば逃げるそぶりを見せないので、茶まんじゅうのように丸っこくて可愛い姿を存分に堪能できた。

カメラマンに囲まれていたアリスイ。梅の木絡みで狙っている人が多いようだったが、人工的に植えられた梅よりもオオイヌノフグリなどの野草に囲まれている方が絵になると思う / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

その後、スイバを食べるヒヨドリやアリスイを見てから場所移動。話題の雑種カモを見に行った。
川沿いを両流に向かって歩き始めること数十分、かなり歩いたので少し諦め掛けていたころ、ようやくオナガガモと採餌をしている雑種カモを発見。体の模様はコガモとオナガガモの中間で、大きさはヒドリガモと同じか少し小さい程度か。顔が独特でトモエガモのような模様があった。

オナガガモのつがいと一緒に行動していた。自分のことはオナガガモだと思っているのかな...親に育てられた経緯を見てみたい
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

上面のパターンは大雨覆が橙色がかっている点以外はコガモ的。下面はオナガガモとコガモの中間的といったところか
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f/4S(IF)

お目当の鳥が無事見れて満足、とても楽しい遠征でした。現地でお世話になったYさん、Pさん、Komさん、Korさん、そしてA先輩(長時間の運転お疲れ様でした)、ありがとうございました。

ライファー ヒクイナ(LL305)


まなもと

2017年3月17日金曜日

トラツグミ

2

家から自転車圏内にある公園でトラツグミが見やすいと教えていただいたので見に行った。
トラツグミといえば、小学生の頃に家の近くの畑で散乱した羽を拾い、中学生の時に初めて飛び去る姿を見て、一昨年に裏山で遠くにいるのを発見し(すぐ飛ばれた)、去年奄美でオオトラツグミのシルエットを見た・・・と縁があるんだか無いんだかという因縁の鳥だった。声はよく聞いていたんだけど。

珍しく木に上がった / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

1枚目とは別個体。トラダンスがかわいい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

 警戒心が強いイメージがあったが、比較的近くで見られて感動。独特のトラダンスも観察できた。後ろからみると8の字に動いているということが判明。

羽は落ちているが姿が見えない鳥の代表選手なトラツグミ、猛禽に襲われやすいのかなあと今まで思っていたが、この日観察しているとふいに上を見上げて動かなくなった。見上げると、遥か上空にノスリが。木の下であるにもかかわらず、とても距離の離れた天敵に気づくとはさすがである。
まあ敵を見つけるのと襲われて逃げるのはまた話が違うのかもしれないけど。

おまけのシロハラ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


まなもと

2017年3月15日水曜日

雪の日

1

朝起きたら一面の銀世界だった。
・・・まぁ天気予報でそうなることは大体わかっていたので、後輩たちとMFへ。雪が積もると草が倒れて鳥が見やすくなる。餌探しに必死になるのか警戒心も薄くなるような気もする。

そんな鳥にとっては一大事なイベントに大喜びして河川敷を歩くと、現れたのはホオジロ、カシラダカ、アオジといったいわゆるエンベリやカヤクグリ、アリスイなど。カヤクグリ、アリスイは久々に見たので嬉しかった。見つけたのは後輩だけど。
池をチェックすると、期待どおりトモエガモがいた。しかも雄が3羽も!ここでは雪が積もるとトモエが入る傾向があるようだ。

ルリビタキ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

クロジ。ちょうど降る雪が写り込んでしまった・・・ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

裏山や空き地にも普段と違うメンツが。ルリビタキやクロジは普段はいるのだろうが、なかなか姿を見せてくれない鳥たちだ。これも雪のせいなのだろう。
空き地にたくさんの小鳥が群れていた。近づいた後輩が「アトリ!」と声を上げる。アトリの波が近所にも押し寄せたようだ。カシラダカ、ホオジロ、ホオアカ、カワラヒワ、ヒバリ、ケリ、スズメなども混ざりとても賑やかな状態だった。

なかよしパンクヘッズ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

アトリは70羽ほど / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

個人的にびっくりしたのがモズがアトリを食べていたこと。ツグミサイズまでなら狩ることがあると聞いていたが、実際に小鳥を食べているシーンを見るのは初めて。雪が降り地面が隠れるとモズも積極的に小鳥を襲うのだろう。

アトリを食べていたモズ / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


雪鳥見サイコー!


まなもと

2017年3月14日火曜日

ズグロカモメ

1

たまに鳥見に誘って下さるSさんが関東に戻られるということなので干潟でご一緒させてもらった。
狙いは主にズグロカモメ。去年も何度か訪れたが満足できる写真が撮れていないのでなんとかそこそこのカットを収めたいところ。

近所にはあまりいないオオジュリンが見られるのは地味に嬉しい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

近いのは主に1Wの個体だが、成鳥もなんども飛んできてくれた。この日は近くに降りる個体が多く、テコテコと歩く姿がとても可愛らしかった。

ユリカモメより胴が短くてかわいい / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

尾の先が黒い1W / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

カニを捕らえてユリカモメに追われていた。ピントが来たのはこのカットのみ。結局この日のベストカットになった
 / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)

スサー / Nikon D300,Ai AF Nikkor ED300mm f4S(IF)


写真の撮れ具合は80点かな!また来よう。


まなもと